この相談をいただいた患者様は一生懸命足を閉じる筋トレを指導されたとのことですが、この場合おそらく筋肉を鍛えたために硬くなり関節に負担がかかったのだとおもいます。筋肉のポンプ作用で血流が上がりうまく筋肉がゆるむ場合もありますが、逆に筋肉疲労ばかり増えてしまうと効果が逆に出たり関節が炎症をおこします。治療に来る患者さんはすぐに「今日から鍛える」というのですが、鍛えても痛みはとれません。車で例えると曲がったフレームに大きなエンジンを載せ走ってもてもフレームが壊れるのと同じ原理です。運動量をあげる前にフレームをしっかりするほうを考えたほうがいいと思います。とくにインナーマッスルを鍛えたそうですが、腰痛持ちの人はストレッチを先にするべきです。
それから足を閉じる筋トレは正確には大腰筋は鍛えられない気がします。どちらかというと内転筋です。しかし内転筋もたしかに腰痛に重要な要素をもっています。大腰筋は足を固定して上半身を前屈したり、逆に腰を固定して足を持ち上げるときに使います。指導するかたの意図が分かりませんが、足を閉じる運動では効率的には大腰筋を鍛えない気がします。筋トレは比較的筋力があり普段運動されている腰痛の方には効果がありますが、運動不足の方は腰痛がある場合まず。治療→ストレッチ→筋トレで行いましょう。 |